卒業生:これまでを振り返って
昨年度卒業した4年生3人が振り返りを書いてくれた。
まずは卒業生に謝辞を。
4年間徳大将棋部に貢献してくださり、ありがとうございました。
今後の活躍も期待しています。
時間あるときは部活にも遊びに来て下さい。
小笠 周
大学将棋の振り返りを書いていく。
・棋力の推移
入部時(2021) 1級~初段
4年次(2024) 二段周辺
高校2年の夏から始めたにしては大学4年間の伸びはあまりふるわず。
理由は明確に勉強時間と練習時間の不足。
自分より圧倒的に強い人との対局数は多くなったのと、大会での指し方を考えてたので、大会で悲しい将棋を指す頻度が少なくなったのは成長点。
他には我慢ができる将棋を最近は少しずつできているのも成長点。その分勢いが減ったが……。
対して課題点としては大会での読みと形勢判断に対する自信のなさが大きい。
特に大会において自信のなさは逆転負けに直結。実際逆転負けを幾度と喰らってるので本当にマズイ。2024秋大会も負け3回のうち2回は逆転負け。
もうひとつは、実は自分を中終盤型だと思っていたのだが、その実全く力が足りてなかったのが今後の1番大きい課題になりそう。
・今までの大会結果
初めての大会で大変恥ずかしい将棋を指してから猛省し、2年生の西日本大会で3, 4段格に大会初勝利を掴んでからは大会の調子自体はそんなに悪くは無い(戦績がいいわけではない)。
3年生の西日本大会ではなんと勝ち越しで終えることができ, 2日目は全勝したので絶頂しながら帰宅したのもいい思い出。
実は秋中四も勝ち越しで、強かったらしい相手に勝つことも出来た。全国をあと一歩で逃した徳大的には悲しい回だったが、実はニコニコで帰ったのは内緒。
4年生は春は1戦だけ出場し(敗北)、あとは全部1年生にお任せ!
自分が1年生の時は本当にカスみたいな将棋を指したのと比べ、余程良い将棋を指す1年生の今後に期待。
秋は初の個人戦で日頃の行いが出たのか、いい組み分けといいシードを引き、予選は2連勝通過、ベスト32で終了。
例の理事長に敗れたわけだが、これも冒頭で言った大逆転負けを食らったので反省。
2年生まではぼっちを極めていたが、3年生からは良くしていただける人も増え最終的には楽しかったと言える思い出になった。
もっと強くなれば良かった……大会終わる度に言ってる気がするが。
伊藤 光希
今までの4年間を振り返って、徳島大学将棋部には楽しい思いさせてもらえたかなと思います。
最初は、将棋に対して真摯に取り組むつもりだったけど、なかなか結果が出ない時に、これまでの人生無駄やったかと思う時期も多くあったと記憶しています。ですが、4年になってから、1年生が多く入ってきて、濱口君が顔を出してくれるようになって、特大将棋部に活気が戻ってきたのかなと思います。大会や部活に心残りはありませんが、これまでの4年間、辞めずに続けてくれた小笠君や、将棋等でお世話になった野中君や眞邉さん、他先輩方には感謝しております。
将棋部内では、多少好き勝手やらせていただいた部分も多かったので、迷惑をかけることも多かったのですが、何とか4年間走りきることができてよかったです。田中君や濱口君や七瀬君が可愛かったので、最後のほうの部活は顔を出しまくってましたが、将棋を飽きない程度に楽しんでほしいです。唯一の心残りはそこかな・・・・・。彼らには大学生活を楽しんでほしいです。金は貸さねえぞ。あんまり長文は嫌なのでこの辺で終わります。社会人になっても将棋は続けていくつもりなので、どこかでまた会えるといいですね。ここまで見てくださってありがとうございました。
野中 匡俊
徳島大学将棋部4年の野中匡俊と申します。今回は中四国将棋大会の4年間の振り返りをしたいと思います。振り返るにあたって棋譜を紹介したいと思います。
3年秋 山村戦
3年生秋中四国 ベスト16での山村君と対局から。
山村君は山口大学の絶対的エースであり、高校竜王戦も優勝したのち、山口大学に入ってきました。彼とは団体戦と個人戦を合わせて6局しており、成績は2-4です。(やはり強すぎる)。
戦型は先手中飛車対雁木調の急戦です。

ここで、86歩としてしまい、形勢が悪くなりました。ここから、同歩 同角 82飛 87歩 45歩を見落としており、後手に800点ほど傾きました。

数手進んでこの局面で、88歩と打っていれば形勢は後手優勢のままでしたが、44歩と打ってしまったがために47金と引いて、500点に戻りました。
数手進んで、自分の悪手も重なり1000点近く傾きました。
そして、この局面で山村君らしからぬ悪手が飛び出した。

それはなんと76竜!!!
働かないはずの飛車と竜を交換できたのは思いもよらなかったです。ここで形勢は全くの互角に戻りました。
そこから数手が進み私にもチャンスが訪れました。

ここで25銀!!!
ここから流れが変わりました。形勢は全くの互角でしたが、この手を境に勢いづいてきました。
みるみるうちに形勢がよくなり、山村君が猛攻を仕掛けてきた局面で、何としても勝ちたい私は盤上この一手ともいわんばかりに駒音を高く、

47銀 59竜 58金 49竜39竜と何としても竜を消しに行きました。
そこから攻めのターンが回ってきて迎えた最終盤

ここで山村君が26歩と打ったところで私は32銀成以下の詰みを発見して、勝利を勝ち取った。
まとめ
一局を通して序盤中盤は形勢がすこぶる悪く、いつ投了してもおかしくなかったが私の強みである「粘り強さ」が大一番で発揮したおかげでなんとか勝利を掴んだ。
(ちなみにこのあとの対眞邉戦では嘘みたいなボロ負けをします。)
最後に(編集者)
お前いま何月やと思ってんねん、というツッコミが聞こえてきます。
いやぁ・・・
すみません、完全に忘れてました。言い訳をすると、12月くらいには出すつもりだったのに3月まで原稿を出さなかった人がいたので流れてしまいました。(それにしても流れすぎ)
今回の文章はほとんど手直ししていません。特に内容の指定もなかったため三者三様の振り返りで面白いです。
特に野中は強敵に勝った嬉しさが感じられて可愛い()
将棋で強くなるために必要なものに感想戦がありますが、この振り返りというのは人生の中で「大学将棋」に絞った感想戦と言えるのではないでしょうか。今後彼らが将棋を続けるかはわかりませんが、何かしらの形で彼らの糧になることを願います。
私も今年卒業で、振り返りをしようかなと思っています。楽しみにしていてください。